先日、お世話になっている飲食の大先輩から店のバイトさんが中古で購入したという家庭用のエスプレッソマシンがスチームが使えないということで預かって点検することとなりました。
預かったのはお洒落なマシン、アスカソのドリームという機種です。
手前もオブジェとしてアルミボデーの奴が欲しいです(笑)。
上蓋は空いた状態でお預かりしたのでスグに中を覗くことが出来ました。
ボイラー(サーモブロック)はデロンギちゃんより1回り大きいものが入ってますね。
早速電源を入れてチェックしてみます…。
ポルタフィルターを外した状態で先ずスタンバイ。
続いてスチームに切り替え…。
ここで直ぐにシャワープレートから盛大にお湯と蒸気が漏れてきます。
ある程度はアスカソは出ることは知っていましたがこんなに出るのか?と云うくらい出てきます。
で、スチームが使えるようになるには前面に付いている温度計がレッドゾーンの温度まで行かなければならないのですがもう一息のところで温度が上がらなくなってしまいます。
当然、スチームノブを回してもスチームは出てきません。
次に、ポルタフィルターに粉をセットしエスプレッソを抽出してみました。
ら、難なくエスプレッソは抽出されている模様です。
が、スパウト以外からもポタポタとコーヒーが垂れてくるじゃあありませんか?
それを辿っていくとボイラーの張り合わせ部分からでした。
と、云う事はガスケット抜け何でしょうかねぇ?
開けてみないことには良く解りませんが、持ち主の判断待ちとなりました。
開けるとなればそれなりの工賃が掛かりますからねぇ…。
※こうなった経緯をお聞きしたところ間違ったメンテナンスが原因かもしれないのかな?ということが判明しました。どうやら先方は、良かれと思ってバックフラッシュを行っていたようなのです。
バックフラッシュを行っても良いのは3wayソレノイドバルブのマシンです。2wayでは故障の原因になるので絶対に行わないでくださいね。
おしまい