今日はとても暖かく汗ばむくらいの陽気でした。そんな日中の明るいお天道様のもと、1回だけ焙煎する用が在りまして折角なので自家水洗の模様を写真に撮ったので簡単に記事にしてみます~。
さてさて、自家水洗焙煎珈琲。英語でカッコつけて云えばプレウォッシュドコーヒーって云うんですかねぇ?兎に角、ゆだ屋の珈琲の特徴であり過去にも何回か取り上げてきた珈琲生豆を洗うと云う行為。
此れってお客さんに云っても殆どの方があまりピンとこない感じですが(皆さん焙煎前に生豆を洗う珈琲が世の中の1割にも満たない事実を知られてない)その事実を知ってしまうと「えっ?そんな汚れも一緒に飲んでしまっていたの?」となります。(ペーパードリップでも半分も汚れは濾過されない)
そんな珈琲生豆の汚れ具合を早速見ていきましょう~。
先ずは焙煎量におおじた生豆を用意する。
今回はブラジル、カフェ・ヴィーニョ500gです。
此れをバットやボウルに入れ、其処へ水を注ぎ入れます。
水がある程度溜まったらば一定時間放置民~(笑)。
すると…
写真ではわかりにくいですが上の方、汚れが溶け出してきています。
一定時間が過ぎたらば笊とボウルに移し替えまして、
濁ってますね~。
此れをジャンジャン研ぐように洗います~。
たった500gでこの汚れですぜ旦那!
カスみたいのは豆表面の薄皮。こうして洗った時にある程度汚れとともにとれるので焙煎機も汚れにくい!
汚水だけ見てみましょうか?
どーん!
キチャナイですよね~。
此の汚れは生産国で色が違います。その国、その地域の土の色。
こうして3回水を変えては洗うを繰り返してこの位綺麗な水になったらば良いですよ。
やや濁って見えますが此れは細かな薄皮です。
そうしたら、笊などに広げてお天道様に乾かして頂きやしょう。
天気が良ければほんの1時間ほどでさらっと乾きます。
最初とは色見が違いません?
とても綺麗になりました。
こうしてようやく焙煎になるわけですね~。
味やコクがなくなるかって?
ご飯を炊くときのお米や、豆腐を作るときの大豆はどうです?干しシイタケは?
みんなきちんと美味しい味が出てますよね?珈琲だっておんなじです。
珈琲業界は未だに、冷静に考えれば非常識なオカルト的根拠や宗教的なことが大手を振って闊歩している状況です。私はそんなおかしな事は云いたくないですしお客様をだますようなこともしたくはありませんので出来る限り当店の珈琲の特徴を解りやすく納得できる理論、説明を出来るようこれからも努めて参ります。
次回は、絶対焙煎の常識的説明でもさせて頂こうかしら(笑)。
おしまい