北イタリアを感じて来た話。其の弐。の巻

はい、と云う訳で北イタリア2日目。

この日は朝6時にミラノ中央駅で朝のエスプレッソとパンをほおばり7時位の鉄道に乗りトリノへ移動しました。

トリノはサヴォイア王家と云う王族があってなんちゃらかんちゃら…。

全くワタクシ予備知識もなく行きました。はい。

兎に角ここトリノはカフェ文化もとても歴史がありなんと1700年代から続く老舗barがそこらへんにあったりなかったり?

街並みも石畳の道が広り縦横の道がまっすぐに切られていて初めての場所でも意外と覚えやすかったです。

この日はちょうど日曜日と云う事もあって市が開かれていました。

こういう文化もしっかり其処此処の地域に根ざしているんでしょうね。

古書店や、絵葉書など文化的な感じが伝わってきました。

それ以外にも新鮮な野菜や果物、加工品なども出ています。

1日ゆっくり見ていても飽きないと思います。

市を見ていて疲れたらそこら辺にあるbarですぐに一休みも出来てしまいます。

それくらい沢山barが存在していました。

一通り市をぐるっと回ってこの日の目的であるカフェ・アル・ビチェリンを目指します。

その間にも此処はと思ったbarに入ってはカッフェを頼んでは飲むの繰り返しです(笑)。

あんまり寫眞だらけになるのも何なんでこの辺で…

此処で、イタリア滞在時に飲んだエスプレッソの総合的感想を述べてしまうと何処で飲んでも平均点が高いということです。(因みにウチと同じ味のカッフェもありました(笑)。)

先ずは何処のも美味しくてたとえおなじブランドの豆を使っている場合でも味が少し違っていたりで、だからこそ自分のお気に入りのbarを何件かそれぞれ持っているのでしょね。

肝心の味わいは、日本で出てくるような極端さが皆無です。

えらく酸味寄り(もはや酸っぱい)であったり、物凄く苦いと云うことはなくあくまでも珈琲本来の風味を殺さないような範囲での酸味より、コクよりと云う幅はそれぞれに在りました。

そして決してシングルオリジンではなくブレンドです。

ここ大切ですね。

あくまで毎日、何杯も飲むものなので飲み飽きず風味豊かで飲みやすいものと云う事。値段も含めてね。

シングルオリジン単発で、個性を愉しむも決して悪いわけではないんでしょうけど自分たち(イタリア人)のライフスタイルには合わないんでしょうね。

本当に美味しいものの楽しみ方をみんな知っているんでしょうね。

だからドリップ珈琲も最終的には自身の好きなブレンド珈琲があるんだよっていう人が実は通だったりするわけです。

話が逸れました。

で、Caffe Al Bicerin(カフェ・アル・ビチェリン)に到着です。

日曜日と云う事もあってか、とても賑わっています。

自分たちが到着した時には5分ほど待って席に着くとこが出来ました。

此処のウェイターはみんな年季の入ったおばちゃんでした(笑)。

老舗の貫禄でしょうか?

此処ではビチェリンとクッキー盛り合わせとザバイオーネを頼みました。私はビチェリンと少しクッキーを分けてもらいました。

ザバイオーネの寫眞は撮り忘れました。

ビチェリンは下からチョコレートドリンク、エスプレッソ、ミルク層でビター感のある甘すぎない大人のドリンクでした。

しかし、何処のbarに入っても(もしくは前を通り過ぎても)珈琲の甘い香りが漂っていました。1件だって深煎りのような焦げた香りのところは有りません。イタリアンローストなんてのは何処もやっていないと云う事です。

日本ではエスプレッソに対して色々イタリアの本質は伝わっていないんですね。

夕方にはトリノを後にしてミラノに戻り、中華屋で食事をしこのタイミングで1人合流してホテルに帰りましたとさ。

つづく

 

 

コメントを書く

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA