少し前に実験中何て言っていたウガンダ珈琲。
なかなか単種でドリップして飲むタイミングがありませんでしたが昨日漸く飲んでみました。
ところで此のウガンダ珈琲。
エチオピアがアラビカ種発祥の地と云われてますがウガンダはロブスタ種発祥みたいです。
※アラビカ種(昨今はスペシャルティーコーヒーと云われる高品質な豆として多く取り扱われている品種。アラビカ種でも更に細かく品種が別れる。質の良い酸味と香りが特徴であり其の香りと酸味(酸っぱくない)を愉しむ珈琲。)
※カネフェラ種(病気にも強く生産性が良いため大量に安価で取引される。アラビカ種のような良い酸味と香りは一般的には持ち合わせないため単種で飲まれることはあまりない。インスタントコーヒーや缶コーヒーに使われたり昔はブレンド珈琲の嵩増しにも使われていた。)
カネフェラ種も細かく云うと色々な品種があるようですが日本ではロブスタ種として広く認知されているようです。他にもブラジルのコニロン種と云うのもあるみたいですね。
イタリアでは此の高品質なカネフェラ種をエスプレッソのブレンドにかかせない物の1つとしてとらえているようです。
さてさて前置きが長くなりましたが、実際に飲んでみた感想は…。
焙煎はエスプレッソブレンドと同じポイントです。
香りはやはりアラビカ種のようにはいかないですね。麦のような香りです。なので厭な香りと云う訳ではありません。
味わいも此の香りの印象で麦のような風味を感じる。と云う印象です。
焙煎が通常ウチでペーパードリップで出している焙煎よりも深いわけですが其れなのに深煎り特有の焦げたような厭なイメージはないです。此れにはちょっとびっくり。
香りや味わいに幅はあまりないけどネガティブな印象は感じません。あ、豆は此れもきちんと洗ってます。洗ってないと相当泥臭いんじゃないかな?と、思います。
結果、此のウガンダ産ロブスタ(ナチュラル)は単種で飲んでも幅は無いけど美味しく飲めると思います。乱暴な表現かもしれませんが麦茶感覚で(笑)。
エスプレッソブレンドとして使うととても良い仕事をしてくれるのも事実です。全体の味わいを引き締めてくれてます。イタリアの味を再現したい方は是非お試しあれ。
おしまい