今の時代、何か知りたいことが有ればネットですぐに調べることが出来ます。
珈琲の事もそうです。
今回はエスプレッソの話。
久しぶりにちゃんと珈琲の話だぜ(笑)。
エスプレッソの定義として色々と云われてますがその本場のイタリアに習うのは基本的には良いと思います。基本は大切ですよね~。
でも、イタリアでも北と南じゃ考えは違うし何処が絶対の正解なんて人それぞれになる筈です。私はナポリのエスプレッソをベースにしてます。
しかし私は日本人ですから丸々ナポリのエスプレッソコピーでは厭なのです。なのでウチのエスプレッソはエスプレッソナポレターノジャポネーゼ(笑)。
まず、北イタリアのエスプレッソはロブスタを入れないと云います。アラビカ種だけでブレンドし極端な深入りにはしないとな。(シアトル系もこんな感じ)
これは此れで私は個人的には全然ありだと思うし否定はしないです。でもこの場合はエスプレッソ単体での味わいよりもカプチーノやカフェラテの方で出した時の方がより美味しく感じる傾向に感じます。個人的な感想ですよ?
対してナポリの伝統的なブレンドとロースト。
これはガツンとエスプレッソ単体で飲みごたえがあります。ただのニガニガエスプレッソではありません。濃厚なコクとチョコレート風味を愉しめます。
しかし、今度はカプチーノやカフェラテにするとややミルクとの調和に欠ける印象です。個人的にです。私は珈琲とミルクを合わせるときやブレンドを創るときには味わいが珈琲が勝ってるの負けてるのと云うようなことではなくお互いがバランスよく引き立てあってこそだと信じてます。
なのでウチのエスプレッソはロブスタも入ってるけど極端な深入りには持っていきません。
2ハゼはしっかり入ってます。
なのでエスプレッソでもカフェラテでも同じブレンドで美味しい珈琲が提供できます。
ブレンドもイタリアのエスプレッソは5種類以上をブレンドすると云います。聞くと10何種類ブレンドさせてるところもありますが其れをそのまま真に受けない事も大切です。その場合は風味の安定化の為なのです。
そして、エスプレッソは焙煎後1週間が勝負?
そんな事は当たり前ですがあり得ません。
フレッシュな香りは確かに1週間くらいかもしれませんが、其処から熟成されていきコクと深い味わいがついてきます。なのでわざわざ極端に深入りにせずとも良いのです。そう云う処がコントロールできるのもロースターの特権です(笑)。
で、漸く本題のエスプレッソは冷めたらマズいかどうかです。
焙煎前に豆を洗って変なよっぽど変なブレンドでなければ冷めても美味しい筈です。ニポンノミナサンコレホントウヨ。
では逆に冷めたらマズくなる原因は?焙煎前に洗っていない事。やりすぎな極端な深入り。ヤヴァイブレンド(笑)。
ワタシソウオモウヨ。
我が国、日本ではまだまだ炭火深煎りネルドリップ珈琲がキャッチコピーとして通用してしまいます(笑)。既存のドリッパーにわざわざネルを使う強者も居ます(笑)。
微笑ましいですね。
おしまい