一昨日の話。
その日はお誘い頂いていたネルドリップ講座を受けに江戸は恵比寿まで行ってきました。講師はあの銀座の名店で長年カウンターに立っておられた方です。
それでは、栃木からGo!
都会の通勤ラッシュの洗礼を受けました。
疲れたぜ(笑)。
何とか会場にたどり着きました。
正直ワタシはネルドリップはあまり今まで興味が無かったのは事実です。が、今後の展開や面白さのためには折角頂いた話なのだからスポンジの如くなんでも吸収してしまおうと思いましてね。
早速、講座開始です。
とはいえ、眉間にシワを寄せながら張り詰めた空気の中でと云うのではなく雑談も交えながらの方の力を抜きながらのお勉強です。こういう方が身に付くんだよね。
講師の方は銀座のあのカフェのUさん。
きっと此れだけでも珈琲マニアの方は解っちゃうんだろうな(笑)。
先ずは、其の銀座のcafeの始まりやマスターのお人柄なんかもお話しいただきました。こういう話は面白いですね。
で、いよいよ実際にネルドリップ体験。
Uさんの、お手本はナシで思うようにやってみて下さいとの指示です。
皆さん戸惑ってましたね。
と云うのも普段、我々が使っているペーパードリップとは勝手が違い過ぎて(笑)。
だってミルからして違くて粉の仕上がりも別物ですから。
もう製造されていないフジローヤル製の特注ミル。
売っていても買えません(笑)。
↑は私とペアになった方。
で、私は最初は普段自分のやっている三洋産業スリーフォードリッパーでの抽出でやってみました。
結果は、酸味が立ち過ぎのカップとなりました。(想定内です)
皆さんの抽出したカップも試飲させてもらいましたが、それぞれカップの印象が違います。ハッキリとね。
お手本です。
基本抽出のスタイルはこうです。と云う事は仰っていましたが結局は美味しければどうやっても良いと云う事です。すごくその言葉に私は共感です(笑)。
で、お手本のカップを頂きました。
全然違うではないか!
さっき私が淹れた酸味の主張の強い印象がなく、コクと香りのデミタスに化けました。
美味しい!
セカンドトライ。
さっきのお手本を踏まえてやや抽出を変えてみました。
ほぼ、思い通りのカップに仕上がりました。もう少しコクを出したかったけど。
解ったことは、ネルドリップはドリップする人で0点~100点になると云う事。珈琲焙煎屋としては其れはとても恐ろしい事です(笑)。此れはお客さんに伝えるときはしっかりと伝えないと大事故に繋がりかねません。
改めてペーパードリップのありがたみも解りました。
どちらが正解とかと云うのではないです。
お昼を挟んで午後からは実際にプロの使う本物のネルドリッパー制作です。
此れはもう、地味にチクチクチクチク…。
チクチクチクチク…。
Mさんが撮影してくれてたので悪ふざけ(笑)。
何とか完成。
へったくそ(笑)。
何回か練習すよようだね、此れは。
最後は銀座の大人の味、【ブランエノワール】を頂きました。
めっちゃ美味しい!
此れは今後出したいですぞ。
と云う訳で、1日かけて本物のネルドリップに付いて学んで技術以外の事も学べて愉しかったです。
この日のUさんの名言は「美味しければ、それが正解です。」
ホント、此れに尽きると思います。
関係者の皆様ありがとうございました。
そんな訳で2019年、ゆだ屋はそこらのおままごととは違う本物のネルドリップも皆様に提供していけるよう準備しております。
おしまい