旦那。此れからのハンドドリップは1点注湯なんで!の巻

旦那!旦那!

珈琲のハンドドリップでゆだ屋の旦那がドリップの仕方で案内してた「ドリップは最初から最後まで1点注湯」て云っていた事がどうやら間違っていなかったみたいですぜ!

へへっ、まぁ旦那。手前の仕入れてきた話の顛末を聞いてくださいよ。

 

 

いえね、此れはゆだ屋の旦那から聞いた話なんですがね。最近ゆだ屋をご贔屓してくれているお客さんがいるみたいなんで。

で、その人ってのが所謂凝り性って云うんですか?まぁ、美味しい珈琲を飲むための珈琲探究者みたいな?

で、その旦那もドリッパーと紙を三洋さんとこの物を使って【ドリップ指南書】通りに抽出していたらしいんで。

ところがこの旦那曰く、ゆだ屋で飲んだ濃度の珈琲にならないと。こう云うらしいんで。

最初は当然のように珈琲ミルの粒度や、ミル自体の精度を疑ったんですがどうやら違うと云うことで落ち着いた。

湯温もあってる。

次は水か?と云うことで、でもまぁそんな訳ないよねと云いつつもミネラルウォーターで試したらしいんですが此れも違う。

最後にはまさか少しの標高差か?なんてゆうもんですからそれは無いなんて云って(笑)。

で、結局はゆだ屋の旦那もお手上げになっちまったみたいなんですがね、ひょんなことで其の旦那から再現できたと報告があったらしいんで。

で、その顛末って云うのが注湯の時に一般に広く知られているように円を描くように注湯するんじゃなく1点注湯をすることとゆだ屋のドリップ指南書に書かれていたことを守っていなかったらしいんで。(ドリップ指南書にはただ、1点注湯としか書いていない)

其の旦那もつい魔がさしてくるくると円を描いて注湯してしまっていたらしいんですがねハッとして1点注湯をしてみたら面白いように再現が出来たと云うんですよ。

ゆだ屋の旦那ももう何年も前から其れが当たり前として来てしまっていたので疑問にも思わなかったそうで。途中から円を描かない方が美味いと気付いてからこっちは。

ゆだ屋の旦那曰く、まさか其処まで差が出るなんて良い体験をさせてもらったなんて云ってましたよ。

そうそう、手前がその説明図を下手なりに書いてみましたんでどうぞ見てやってください。

え?絵心がない?

そんな野暮は云わないでもう少し聞いてくださいよ(笑)。

其の絵心の無い絵の通り、ドリッパー内の珈琲粉を5分割(10分割)した時のお湯の刺さる部分の範囲の違いが出来上がりに差を生むらしいんで。

ゆだ屋の旦那が云ってました。

ドリップに玄人も素人もないって。

在るのは美味しく飲むための正しい抽出方を見出し其の基本を守る事だけだって。ただ、世の中になかなか正しい情報が流布されていないみたいですがねぇ(笑)。

そんな訳で、ハンドドリップは1点注湯な訳で。

おしまい

 

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